WRC RALLY JAPANのSSコースにもなるかもしれないところで、
セントラルラリー、ACCR、L1ラリーが開催されました。

世間に大きなマイナスイメージを与えること無く終了したのは確かですが、
危険を伴うモータースポーツですので、アクシデントがなかったわけではありません。
また、多くの方々にいろいろなシーンが見られていたのの事実です。

これから紹介するのは、L1ラリーでのギャラリーステージで撮られた映像です。
国内ラリー、特に全日本ラリーでの主催・参加に深く関わる方ですと、
今後の自身の主催・参加に何らかの影響があると懸念して公表に躊躇するかもしれませんが、
この映像は観客として来た人が公開したと思われるものです。

    

    

海外のラリークラッシュ映像並みに、転落して5回転?の様子です。

幸いクルーには大きなケガはなく、病院での診断の後に即日帰宅となったとのこと、
また、車両が落ちた農地へのダメージも少なく、土地の所有者の方にも理解いただけたとのことです。

ラリーは、常設のサーキットや常設のジムカーナー場、ダートラ場とは異なり、
公道を用いていますので、100%ガードレールで囲われてはいません。
“道から落ちる”ケースも多々あります。

それゆえ、競技参加者には、競技曲技特約での自動車保険加入が義務付けられており、
参加者自身の障害への補償だけでなく、対人・対物に対する賠償も準備されています。
また、主催者には、運営スタッフへの傷害保険加入が必須となっています。

このようにアクシデントに対する補償についても、規則で定めらている上に、
主催者の方々の開催地の皆様へのフォローにより、ラリー競技が成り立っています。

凄惨な映像は公表されるものではありませんが、
モータースポーツ、ラリーにおけるリスクを示す映像としては、一見する価値ある映像です。

ケガをしない、させない、開催地に損害を与えない、そして、補償をする

これがラリーの基本で、起こってしまった事象に対してのフォローアップも必須です。

では、先日のL1ラリーで撮られた映像をどうぞ