全日本ラリーの会場で度々話題となるロールバーパットについて
自動車登録番号票(公道を走れる車両としてのナンバープレート)付のラリー車両には、
ラリーRRN車両
ラリーRJ車両
ラリーRPN車両
ラリーAE車両
ラリーRF車両
が、2025年においては制定されています。
このラリー車両の定義によって、必要とされるロールケージの仕様が異なり、さらに装着するロールバーパットの種類も異なります。
・FIA公認ロールバーパットが必須の車両:ラリーRRN車両,ラリーRJ車両(2020年1月1日以降に公認または登録された車両)
・FIA公認ロールバーパットが推奨の車両:ラリーRJ車両(2020年1月1日以前に公認または登録された車両)
・緩衝材の取付で構わないもの:ラリーRPN車両,ラリーAE車両,ラリーRF車両
となっていますが、溶接ロールケージの取付の場合は、レース車両規定に従いますので、ラリーRJ車両と同じ見解(2020年1月1日以降に公認または登録で異なる)になります。
RRN車両だけでなく、RJ車両 および 溶接ロールケージを装着のラリーRPN車両,ラリーAE車両,ラリーRF車両で、かつ、2020年1月1日以降に公認または登録された車両も、FIA公認ロールバーパットが必須になります。
装着部位については、下記のFIAの規定を基にJAFの車両規定でも定められています。
年々複雑化していく車両規定ですが、マシンの進化に伴い速さも向上していますし、そもそも安全について要求されるレベルも上がっていますので、FIA,JAFの規則を毎年確認してください。
その年の規則に従わないといけないのが原則ですので、『去年の〇〇ラリーで車検合格したのに』という言い訳は通じません。
ロールバーパットの購入は下記からも可能です。