ラリーを中心にサービスや商品をご提案いたします。

今年も2位

2019 Rally of Tsumagoi 参戦レポート

キャベツランサーとしてお馴染みのキャベ9で2019 Rally of Tsumagoiに参戦となったものの、
木曜日の公式テスト走行時には、まだキャベ9が完成せず、ぶっつけ本番でのラリー参戦に。

セレモニアスタート前には熊川村長からも激励され、地元の期待を背負っての参加。

  

ゼッケン1 Michael Young/Malcolm Read CUSCO RACINGが初めての雪のラリーとのことで後方出走にまわり、先頭出走となった ゼッケン2 黒岩満好/高橋巧 嬬恋キャベツラリーチーム。
SS1 Nitazawa Baragiからスパートするつもりであったが、ギャラリーコーナー手前で雪壁に突っ込みエアインテークが雪で塞がってしまいパワーダウン。
辛くもSS1ベストタイムを獲得するも、あわやSS1でラリー終了になる寸前。

金曜日のナイトセクションは、5本のSS全てをベストタイムであがり、
2番手のゼッケン3 青山康/竹下紀子 CUSCO RACINGに24.1秒のリードをきずくも、全日本選手権勢に勝るタイムは出せず。
地元の利、そして、路面がスタッドレスタイヤで磨かれる前に走れる先頭ゼッケンの有利さを活かすことが出来なかった。

2日目の土曜日は、最初のSSからゼッケン3 青山/竹下組の猛追を受ける。
高速区間では青山選手に負けるも、テクニカルセクションでは黒岩満好が勝る展開。
“満好林道”と呼ばれるSS11 Ishizu Kadokaiで全日本を含めたオーバーオールベストをやっと獲得。
しかし、2日目の最終SS、SS12 Nitazawa Baragiでは、冬のラリーが初めてのゼッケン1 Young/Read組がベストタイムを獲得し、青山/竹下組が二番時計で、黒岩満好は3番タイムに終わる。
Michael Youngは、公式テスト走行では雪道の走らせ方を黒岩満好から教わり“Teacher Kuroiwa”と言っていたが、
黒岩満好 『Youngに雪道の走らせ方、教えなければよかった』
と毒づくほど。
2日目は、青山選手にトータルで7秒追い上げられるも、17.7秒差で首位を守る。

 

最終日の日曜日は、青山選手はスパイクタイヤを投入。
気温が前日に比べ下がったこと、前日までにスタッドレスタイヤで磨かれた路面というコンディションでは、スパイクタイヤを履く青山選手の猛追に敵わず。
ついにSS15 Omae Suzaka 終了時に逆転され、0.5秒のリードを奪われ、2日半競技進行したものの、まさに振り出しに戻ってしまった。

かくなるうえは、最終セクションでスパイクタイヤをキャベ9にも投入。
青山選手の履くブラックロケッツとは特性が異なるピレリタイヤではあるが、てかてかに磨かれた路面に関してはラリー用スタッドレスタイヤよりアドバンテージが見込まれる。

  

しかしながら、SS16 Omae Suzakaで8.6秒の大差をつけられ万事休す。
残されたSSは、雪が少ないうえに高速セクションが多いAisaino OKa、そして、後半は高速セクションのKadokai Panoramaの2本。
今回の黒岩満好の調子では、上り調子の青山選手には敵いそうにないが、青山/竹下組に何か起きることを期待する。

ラス前のSS17 Aisaino OKaで青山/竹下組はベストタイムを刻む、しかし、SSの出口に現れたマシンはフロントに大きなダメージを負っていた。
高速セクションでスピンしてフロント周りをヒットしたとのこと。
このSSは雪壁が無く黒岩満好も道からこぼれそうになるハイリスクなSSであったゆえ、マシンに大きなダメージを負った青山/竹下組のリタイヤに淡い期待をいだく。

しかし、青山/竹下組はフロントのダメージ部に応急処置を施し最終SSも完走。
ラジエーターのダメージから、息も絶え絶えとなったインプレッサで青山/竹下組はラリーフィニッシュ。
ポディウムに上がる際にはマシンをスタッフに押してもらう状況。
今回は、勝利への執念が勝った青山/竹下組に完敗です。

2019 Rally of Tsunagoi 最終成績
優勝 ゼッケン3 青山康/竹下紀子    CUSCO RACING          1:05:46.7
2位  ゼッケン2 黒岩満好/高橋巧   Tumagoi Cabbage Rally Team  1:06:17.2
3位  ゼッケン1 M.Young/M.Read CUSCO RACING          1:07:15.5

 

青山/竹下組の逆転劇にはやられましたが、ギャラリーの前でのパフォーマンスが良かったクルーに贈られるSammy賞は獲得しました。

準備不足が重なり、地元であっても十分なマシンへの習熟期間が取れなかったことが敗因でしょう。
次回は万全な体制を築いて、皆様のご期待にそえる成績が取れることをお約束します。

最後に、嬬恋村でのキャベツランサーの認知度も上がり、とうとう嬬恋村観光協会発行のカレンダーにも登場しました。
皆様、今後とも、ご声援、ご支援、よろしくお願いします。

PAGETOP
Copyright © TERZOMARUMURA All Rights Reserved.
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.