英語版のウィキペディアに説明がありますが、競技車が来る前の露払いです。
https://en.wikipedia.org/wiki/Zero_car

ラリーの安全を守るコースカーとSafety Plan

ラリーの場合、最初の競技車(First Car)が走る前に
・インフォカー(Information Car)
・ダブルゼロカー(00 Car)
・ゼロカー(ZERO CAR,0 Car)
とセーフティーのコースカーが少なくとも3種類走ります。
(それぞれ1台とは限りません。コースカーが10台以上も走るイベントもあります)
コースカーは、オフィシャルや観客に競技車が近づいて来るという注意喚起と安全確認をするのが主な役目。

2016 若狭ラリーMINI CROSSOVERダブルゼロカー

2016 若狭ラリーMINI CROSSOVERダブルゼロカー

安全対策が施設側で整えられているサーキットと違って、ラリーは主に山の中の公道(林道)での競技ですので、安全に関してはそのコースに合わせて十分な準備がされています。その最たるものがSafety Planです。オフィシャルの配置からアクシデントがあったときの対処の手順まで、このSafety Planの冊子に全てまとめられています。
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選手の安全だけでなくメディア(主にカメラマン)の安全もMedia Safety Planとして確保されているのです。

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ダブルゼロカーの役務

2016 若狭ラリーMINI CROSSOVERダブルゼロカー

2016 若狭ラリーMINI CROSSOVERダブルゼロカー

Safety Plan通りにオフィシャルが配置されているか、備品が揃っているかの最終チェックがダブルゼロカーの役目の一つ。そして、ダブルゼロカーは、コース上に異常が生じた場合、走行可否の最終判断をする権限も持っています。これは、ゼロカーの後にはすぐに最初の競技車が走るので、ゼロカーでは競技を止めることは出来ないからです。
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競技車が安全に走るためは沢山のコースカーが走っていますし、コースカーに経験者が搭乗するのは競技の安全を確保するためには当然のことなのです。ダブルゼロカーって単なる露払いにしか見えないでしょうが、実は重要な役目を持っているんですね。(多くの場合、ゼロカーよりやることは沢山あります)

ということで、ラリーにはたくさんのコースカーが働いていることを知ってください。
そして、MINI CROSSOVERのダブルゼロカーにも注目してくださいね。

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